遺言について
前々回の記事で 日経平均 の 空売り が良いとしましたが、実際には 日経平均 は台風直撃のあとも堅調で、過去最高値を更新する勢いです。一方で根底にある問題は何も変わっていません。膨らむ債務問題は リーマンショック 前と同水準かそれ以上であり、これは堅調な間はいいですが経済が下向く、もしくは 金融危機 が起きたときの衝撃がとてつもないものになることを意味しています。また、金融崩壊前にバブルになることは常なので、現在の好況(金融市場だけの好況に思える)がバブルである可能性においても目を光らせておく必要があります。また、現状の株価上昇は各国 中央銀行 主導であるという性質が強く、投資家は冷ややかな目で見ているか、その波に乗っているだけというような状況が作り出されつつあるように思えます。とにかく、現在は 中央銀行 の政策によって 実体経済 が上向いてくるか、もしくはその政策が迫る 金融危機 を先延ばしにし、将来の危機をより凄惨なものにしているだけであるかのどちらかであり重要な局面であると思います。結局先のことはわかりません。