米中貿易戦争について

米中貿易戦争による経済低迷懸念が話題であるが、米国株は最終的にあがる可能性がある。 根拠に基づいて書くのは骨が折れるから適当に書きます。


              一般的には自由貿易を制限するような政策は世界全体の経済に負の効果を与える。


理論上、世界全体の生産量は自由貿易によって最大化されるからである。


しかし資本主義下における自由貿易は世界全体として見た時に富みが増えていく一方で格差が広がっていくという副作用も当然にある。直近の貿易戦争前に起きていたのは、安価で十分な性能を持つ中国製品を生産する企業が世界を全体として豊かにするとともに世界中の富をかき集めるような構図であった。その過程で実際に米国の雇用が奪われていたのは事実であろうと考えられる。


              米国人の利益を守るという点で米大統領は合理的に動いていると言える。また、米国企業が守る価値のあるものだった場合、それらを保護主義的な関税によって守ることは将来的な米株高に繋がる可能性もある。しかしそれは中国経済の強い低迷を世界経済が耐え抜いた場合のシナリオであり。貿易戦争が更なる世界恐慌の引き金になる可能性を誰も否定はできない。


              米大統領の政策の誤りによって世界経済が再び恐慌に陥っていく可能性はあるが、今までの理論にとらわれずに自国民の便益を守ろうとすることに関して評価したい。資本主義も自由貿易主義も現状においては完璧に機能しているとはいいがたく、修正または一新する必要があるのは明らかである。彼の行動はドイツ的思想であるÜbermenschを彷彿とさせる。


 


質問コーナー


どうして資本主義や自由貿易主義が完璧に機能していないと断言するのか。 -資本主義は格差の拡大を最終的には無限に広げることになるし、自由貿易主義下では一部の国が他の国に比べてはるかに早く豊かになっていく。これらは人類が思いついたシステムの中で最も完璧に近いものであるが、もっといいシステムがあってもおかしくない。


 


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